畳の選び方 畳表編

ピンからキリまである畳表の選び方をご説明させていただきます。

まずは素材 使う場所、用途に合わせて

大まかに分けて3つの素材があります。

  • イ草を使った天然畳表 詳細

    天然イ草のいい香りがし、調湿効果やその他化学物質の吸着等の効果があるが、日焼し、ほか材料に比べると磨耗しやすい
  • 和紙を使った畳表 詳細

    天然和紙にフッ素加工したこよりを原料にしているため調湿効果がある。磨耗にもある程度強い
  • 樹脂を使った畳表 詳細

    石油系樹脂を材料にし磨耗性に優れるが、湿気を帯びるとべとつく感がある

天然のイ草の香りがお好きな場合は天然イ草畳表
日当たりがよく乾燥がきついお部屋や縁無畳加工の場合は和紙系畳表
車椅子や店舗など磨耗による傷みが大きい場合樹脂系畳表を選ぶ

天然イ草の場合

天然イ草の場合はイ草の長さと重量、縦糸の種類によってランクが分かれます。

イ草の産地

当店の場合申し訳ないのですが中国産の畳表をお取り扱いしておりませんので選択の余地はないのですが…
現在畳表の60~70%程度を中国産の畳表が占めております。ですので畳屋さんに指定しなければ中国産である可能性が高いといえます。
国内産と中国産との違いをご説明させていただきます。

国産畳表

現在、国産畳表の約90%を熊本県が生産しております。ついで福岡県、広島県の順になります。
国産畳表の特徴として低温乾燥と一貫生産が上げられます。
国産の農家の場合ほとんどが自分でイ草を栽培し畳表を製織するスタイルで生産しております。 そのため一日に作れる枚数に制限があるものの一貫して生産に携わるため品質が安定しています。 低温で長時間乾燥するためイ草の表面が荒れず長持ちします。
また、熊本のイ草農家のほとんどがイ草を育てた同じ田んぼでお米を育てるため、お米に使うようなきれいな水をつかい、 お米に使えないような強い農薬を使っていないため安全だといえます。

中国産畳表

中国産の特徴としてイ草はイ草農家、製織は工場で生産というような分業制で作られています。 たくさんの農家が作ったイ草をたくさんの人が製織するために品質のばらつきがります。 また、輸送の際コンテナに詰め込み密閉するためカビ等のトラブルを防ぐため乾燥をきつめにかけます。 そのためにイ草表面が荒れやすく磨耗しやすい感があります。

イ草の長さ

イ草は植物のため長さや太さにばらつきがあります。長いものは150センチ以上に伸び、短いものは90センチ以下です。
長いものほど根っこの白い部分や穂先の赤い部分が畳表の有効幅に入らず、色も太さもそろった部分を使用できるので上質とされます。 igusanonagasa

畳表の重量

畳表に使われるイ草の本数と比例してくるのですが下級品で4000本程度、高級品で7000本程度のイ草が使われています。 重量にすると一枚あたり1.6キロ程度から2.8キロほどの差があり、たくさんのイ草を使ってきめ細かく織った畳表が高級とされます。

畳表の縦糸

畳表の縦糸には主に綿糸と麻糸が使われています。麻糸のほうが綿糸より高級とされ使われる本数が多いほど高級とされています。

糸引普及




高級
綿ダブル
麻引
麻綿
麻綿6本芯
麻ダブル

和紙製畳表

和紙製畳表は原料に和紙のこよりを使い天然イ草畳表と同じ織機を使い製織した畳表です。 和紙の特徴としてイ草のように調湿しさらっとした肌触りと日光による変色がない点が上げられます。 また、イ草に比べると磨耗しにくいため耐久性もあります。

いろいろな織り方や色があり、縁無畳にも良く使われます。

ダイケン製畳表シリーズ

樹脂製畳表

樹脂製畳表は石油原料の樹脂を使っているため磨耗、湿気につよく、 和紙製同様日光による変色がありません。

汚れが付きにくいので店舗や水に強いのでお風呂場などにも敷くことができます。

東レ 敷楽シリーズ